お墓参り顛末記

山ノ神と娘を連れてお墓参りに行って来ました.
三連休のせいか結構な人出で,我が家のお墓(兄貴が建てたもの,念のため)のお隣も一家で墓参りに来ていました.
掃除をして花を飾って線香を上げて最後に手を合わせて帰ろうかとした矢先にお隣から「それじゃ始めようか」の声と同時に某宗派独特のお経が始まりました.
帰るタイミングを逃した我が家は,お隣のセレモニーが済むまで離れて待つことにしました.でもお経が長い! 
墓がある埼玉県の入間郡は,ヒガンバナが満開でイチョウも黄色く色付き始めて景色は最高でしたが,宗教では気遣いが養えないことがわかった墓参りでした.お隣がこれでは親父もお袋も落ち着かないだろうなあ.

帰りがけにいつものように戸隠蕎麦を食べさせてくれる成木屋へ寄ってきました.
この蕎麦屋さんは,先代のお爺さんと現在店を切り盛りしている息子さんで,味が変わったと山ノ神と文句を言いながらも必ず立ち寄る肉汁蕎麦とかやくご飯がおいしい店です.

お腹がいっぱいになったところで帰り道にある埼玉県の農林公園に寄って来ました.
雑木林に入ってドングリ拾いに熱中したり,1kmほどの散歩コースを歩きながら山ノ神と木の名前当てを楽しみました.
前日に近所の緑化センターで予習して来たつもりでしたが,名前が出てきません.逆に山ノ神の方が名前を知っていてショックでした.さすが宮城の山村生まれでガーデニングに嵌っているだけのことはあります.

農林公園の中には木材文化館があり,木材のあれこれを紹介していました.
また建物は,埼玉県産の最近話題になっている集成材が使われています.昭和30年代の高度成長時代に国内需要を賄うために木材の輸入を本格化したことで,今や木材の自給率は18%まで低下,更に木材価格の低迷と山村の高齢化の合併症で戦後奨励して植えたスギ,ヒノキは伐期を迎えても手入れもされず値上がりを待つ貯蓄林(別名放置林,資産価値は極めて少)になり,今や林業は危機的な状況です.

硬い話になりましたが,雑木林のあちこちに「まむしに注意」の看板が目立ちます.
マムシは臆病な性格で物音で逃げると言われていますが,年間被害者は色々情報がありますが3000名ほど(多い!)で死亡率は0.1%(少ない!)だそうです. 
子供のころは無毒と信じていましたが,1984年の死亡例から毒蛇になったヤマカガシは夏の午後になると石垣や川の土手でよく見かけました.
ヤマカガシはマムシと違って奥歯から毒が出るため,深く噛まれない限り比較的安心だそうです.そのためかあまり血清は普及していないらしく,必要になったら群馬県の藪塚本町にある日本蛇族学術研究所から取り寄せているそうです.
ちなみに藪塚本町は我家の近所で,藪塚温泉や木枯らし紋次郎で有名な三日月村などがあります.つまり群馬にいる限りはマムシもヤマカガシも理屈上は安心です.あくまで理屈上ですが.