散歩

昨日,里山クラブから戻ってのんびりHPの更新をしていると静かに揺れだしてからどんどん揺れがひどくなりテレビで地震速報を見ているとまた揺れだして家中で右往左往してしまいました.我が家がある群馬県南部は震度5弱で,三度も揺れるとちょっとした物音に敏感になってしまい落ち着かない夜でした.

今朝は地震の後遺症であまり出かける気分になれず,図書館へ行った程度で家におとなしくしていましたが,夕方になって天気もいいので少し散歩に出かけて見ました.

今日の散歩コースは,館林市野辺町にある昔勤務していた工場への通勤路経由で,引きこもっていたころに朝晩二回,モンモンとする頭で歩いた邑楽タワー周辺にしました.
野辺町の工場への通勤は車でわずか15分の距離で,今の2時間半の遠距離通勤に比べると近すぎて「通勤する」と言う意識すら無く,昼食を食べに戻ったことも何度かあります.

ゆっくり歩いて見ると当時はただの道端に生えている普通の木や草でしたが,今は「ニセアカシア」「キョウチクトウ」「マジックテープのヒントになったオダモミ」「風に揺れるススキ」などを見ては色々なことを考えるようになりました.

道路脇にポツンと生えたニセアカシアは葉の形でひと目でわかります.その先にある長めの葉はキョウチクトウでしょうか.少し樹木を覚えただけで普通の木だったものが今はとても親しみが湧きます.

里山ボランティアへはまっているせいか昔は素通りしていた通勤路脇の林へ自然と足が向きます.林に入って一本一本の木を見ると林の特徴のようなものがわかって来ます.第一印象は「ムクノキが多いなあ」でした.水をたっぷり吸って成長の早いムクノキが多いのは家を作る時にこの林がある家の南側方面は土壌が柔らかいと言われたこと,里山クラブでムクノキを伐採するときに木の目が細かくちっともチェンソーが入らずに苦労したことなどが思い出されます.
ここもやはり松食い虫の被害にあったアカマツがあります.近づいて見ると伐採予定の番号札が付いていました.これを一本伐採して薫製にすると○万円お金がいただけるそうです.少し足元の腐葉土化した土を掘って見ると里山クラブの林の地面は歩くと足が疲れるほど地面がスポンジ状態ですが,ここは落ち葉掻かきをしているのか地面が硬めです.土を手に取って嗅ぐと何とも言えずいい匂いで子供のころ遊んだ田舎の山を思い出します.

時間を忘れて林の中をウロウロしていたおかげでだいぶ日が傾いてきたので散歩コースへ戻って邑楽タワーの周りを歩いてみました.
当時は気づきませんでした綺麗に整備された遊歩道のすぐ脇にある林は木が立て混み,竹が侵入している典型的な放置林です.こうした放置林を見ると昔は林の手入れをしていたお父さんが歳を取って林にこれなくなって,後継ぎの息子さんは林なんかに興味がなく,もしかしたら既に手放してしまっていて地権者は遠方の人に変わっていたり等等,思わずそんな放置林が生まれた家庭ドラマを想像してしまいました.